SmartBiz+ 導入事例

ファーストコンタクト株式会社

ファーストコンタクト株式会社は、本社を東京都渋谷区に構える、2000年創立のサービスデスク、コンタクトセンター運用サービスを手掛ける会社だ。企業向けのヘルプデスク業務、教育サービス、さらに営業アウトソーシングなど幅広いサービスを展開している。
先にiPadを導入していた同社では、伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC ※2016年まで提供)のSmartBiz+(スマートビズプラス)を活用して、営業マンによってバラつきのある顧客訪問時の対応の差を無くす事で営業力強化に成功した。iPadの有効利用にあたり、安全なファイル共有サービスを模索していたファーストコンタクト株式会社にSmartBiz+の選定ポイント、具体的な活用や効果を伺った。

SmartBiz+の導入により、営業マン同士の案件情報共有を推進。
営業力強化と商談での機会損失の削減、お客様からの信頼獲得に成功しました。

1. お客様とビジネスを結ぶ“初めてのコンタクト”を大切にします。

-- 最初にファーストコンタクト株式会社の事業内容について教えてください。

ファーストコンタクト株式会社は2000年4月に設立しました。
ICT関連のサービスデスク、コンタクトセンターを軸として、大規模から小規模、自社センターからお客様先常駐まで、お客様のご要望に合わせた様々な提供形態に対応しています。また、非ICT領域でのコンタクトセンターや昨今の日本企業の海外進出の増加に合わせて、多言語でのサービスデスクや24時間365日のサポートにも対応を開始しています。
ファーストコンタクトは、大切なお客様からの“初めてのコンタクト”を受ける非常に重要な業務をお任せ頂いている事を認識し、クライアント企業様をサポートし続けることを誇りにしています。

-- ファーストコンタクト株式会社の特長はなんでしょうか?

情報システム部門が担う社内コンタクトセンター業務を得意分野としていますが、付随する以下のアウトソーシングサービスをワンストップで提供している点も、お客様から高い評価を頂いています。

  • 教育・研修サービス(クライアント企業社員の情報リテラシー向上支援)
  • マニュアル作成サービス(クライアント担当者の負担軽減支援)
  • バックオフィスサービス(社内申請内容の確認、不備の連絡、入力・処理業務等)

2. 営業マンの活用を目的にiPad配布

-- iPadを導入した理由を教えて下さい。

タブレットの導入を開始したクライアント企業様のヘルプデスク業務を行っていた事もあり、営業部門でも実際にタブレットの活用をしていく必要がありました。2012年11月に試験的に営業部門に共有端末として2台導入しましたが、外出の多い営業マンには非常に有用な端末であると判断し、営業マン全員にiPadとキーボードの配布をしました。

-- PCではダメだったのですか?

持ち出し専用PCを用意していましたが、以下の理由よりあまり活用されていませんでした。

  • PCは重く、持ち運びには不便
  • 起動時間が長くお客様をお待たせしてしまうため、通常の商談では使いづらい
    (プロジェクターでのプレゼン時のみ持ち出していた。)
  • 社内のセキュリティルール上、PCを持ち出す、持ち帰る度に社内手続きの手間が発生

3. iPadで、安全に、簡単に、ファイル閲覧が可能なSmartBiz+を採用

-- SmartBiz+選定のポイントについて教えてください。

セキュリティと使い易さです。

iPad導入当初は、タブレットが手元にあるだけでは何もすることができないので、実際に業務で活用できるアプリケーションが必要でした。まず最初に、iPadにデータを残さずにメールやスケジュール、共有ファイルの閲覧が可能なリモートアクセスサービスを導入しました。しかし、高層階や地下などの通信環境の良くない場所でiPadを利用することができず、お客様との商談での活用はできませんでした。

通信環境の良くない場所でも、快適にファイル閲覧するには、iPadにファイルを保存しておく必要がありますが、セキュリティの観点から利用を認めることはできません。そこで、通信環境の良くない場所でも、安全にiPadを利用できるツールが必要になりました。

サービス運営本部 営業推進課
西郷 克規氏

SmartBiz+は、通信環境の良くない場所でも快適にファイル閲覧する為に、管理者が許可したフォルダ内のファイルを、管理者が許可した期間のみiPadへ保存する機能があります。さらに、指定した期間にアクセスがないと、端末に保存されているデータを自動的に削除する機能があるので、安全にファイルを閲覧することができます。
それ以外にも、ユーザへのアクセス権制御や個体認証、常時ロギング、端末にデータを残さない設定が可能など、企業がiPadを利用する際のセキュリティに十分配慮がされていました。

使い易さの面では、iPad用、WindowsPC用とそれぞれの端末毎に専用クライアントアプリが用意されており、マニュアルを見ることなく誰でも簡単に使うことができるユーザインターフェースでした。WindowsPC用については、新しいシステムを使っている事を意識しないでそのまま活用することができました。提案書やカタログのアップロードも、ドラック&ドロップのみで、営業マンもマニュアルを見ることなく利用することができました。

4. 営業マンによる対応のバラつきをなくしてお客様からの信頼を獲得

-- どのようにSmartBiz+を活用していますか?

以前は、1人の営業マンが複数のお客様を担当していた為、複数のお客様の案件が重なると、対応や提案が遅くなりご迷惑をおかけすることがありました。現在では、お客様1社に対して複数の営業担当を配置することで、お客様を待たせない体制を取っています。
この体制は、お客様に対応する営業マンのスキルや状況によって、対応に差が出ないようにすることが重要になります。そこで、外出の多い営業同士が、担当しているお客様へどのような提案をしているかを常に共有するために、iPadで安全に情報を共有することが可能なSmartBiz+を活用しています。

営業活動で使用する様々な資料を、あらかじめSmartBiz+上のフォルダの中に入れておく事で、想定外のお客様からの質問にも適切なファイルをすぐに取り出して説明できます。また、商談にてお客様へ紙で提示する事が難しい資料についても、手元で資料を確認しながら正確な情報をお答えすることができるようになり、機会損失の削減やお客様からの信頼の獲得につながっています。

それ以外にも、商談時にiPadを活用していると、「業務に使っているんだね。」・「どうなの?、便利なの?」といった質問を、お客様からいただくことがあります。弊社のような企業にとっては、ここからスマートデバイスなどのクライアント端末やクライアントアプリのヘルプデスクに関する話題でお客様と会話ができることも、商談機会の増大に繋がります。

5. 導入も導入後も簡単でラクラク

サービス運営本部 営業推進課
部長代行兼課長 北嶋 正博氏

-- 導入はいかがでしたか?

管理者用ツールは、マニュアルをほとんど見ることなく設定することが可能で、非常に簡単でした。その後も、ISMS監査があった際にもその場でログ取得機能を使ってアクセスログを確認いただく事で、スムーズに監査をクリアする事ができました。

ユーザにとっては、クライアントアプリは自動でインストールされる為、ラクラクでした。インストール後も、iPad版クライアントアプリはフォルダ構成をPCのようにツリー型で表示できる為、PCユーザはマニュアルも不要ですぐに活用する事ができました。

6. CTCへの評価と期待

-- 今後CTCに期待することは何でしょうか。

SmartBiz+の導入により、営業マンによってバラつきがあった顧客訪問時の対応をなくすことで、営業力強化だけでなく、商談での機会損失の削減、お客様からの信頼の獲得に成功しました。今後、スマートデバイスの社内普及率はさらに高くなると思います。現在は、営業活動を中心にSmartBiz+を利用していますが、将来はもう少し他の機能も使いこなせるようになるとよいと考えています。たとえば、お客様先に常駐している社員との情報共有や遠隔会議などでの活用を検討しています。

-- 本日は、貴重なお話をありがとうございました。

取材日:2013年11月ファーストコンタクト株式会社 http://www.firstcontact.co.jp/

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